この物語は独学で魔法を学んだオーガ
マジオがキーエンブレムを集め
伝説になる物語である
【第5話 ジュレット編】
前のエピソードはここより
↓
オルフェアでの一件でキーエンブレムを
貰い数日後…
マジオ達はジュレットに来ていた。
「広いな…海は…レンドアとはまた違うな」
マジオはランガーオから出たことがないため
海に馴染みがないのだ!
「今日は珍しく運び屋の仕事が入ったからジュレットに来たのよ。」
「なるほど…しかし」
「温かな風がきもちいな」
「マジオっば海に釘付けね。じゃ仕事に行ってくるわ!すぐ済むと思うからまた後でね」
「ああ…」
オコは仕事へ向かい
「なあ、あんた。この海は泳げると聞いたがほんとか?」
「ええ、ええ、ええ。本当ですよ~!年がら年中泳げるのはジュレットだけ!!」
「なるほどっほおおお!」
「うっほおおおお!!!」
「待ってくださーい!水着着ないとダメですよ~!」
「な、そうなのか?」
「服が濡れるでしょう。水着ありますよ?」
「頂こう!」
「なんという解放感!いざ!」
「うおおお!これが海か!!」
「つめたうぃー!」
「さ、最高だ!うひょおおお!」
「あ、はい。」
マジオは着替えた…
「さて、ジュレットに折角来たんだからキーエンブレム持って帰りたいわね」
「こんな平穏な町に困ってる事はあるのか?」
「町長の家を訪ねてみれば何かしらあるでしょー。」
「着いたわ!ここが町長の家ね!」
「マジかよ!なんか普通でショボいな!」
「もー、マジオなにいってるのよー」
(否定はしないけどー…うぷぷ)
「なんだね君達は?」
「私達キーエンブレムがほしーんですけどー?何か困ってる事はないの~?」
「なあ!この果物くっていいか!?」
「んー、ダメだねー。というか何で座り込んでるんだね君は」
「見た所、冒険者のようだね。ジュレットの町では困り事はないけど猫島では困り事があるみたいだよ。猫島の者達とはWin-Winで行きたいからね。そちらを解決してくれればキーエンブレムあげようかな」
「俺の果物…」
マジオ達は猫島へと向かった…
「猫島って初めてねー。キャットアンマーってのが偉いらしいわよ。」
「なるほどな。」
「俺も最近、乗り物の事がわかってきたぞ。この船に乗れば猫島につくんだろう?」
「正解!マジオも色々わかってきたじゃない!」
「やはり船や大地の方舟は便利だな。すぐに猫島についたぞ」
「あとはキャットアンマーの所へ向かうだけね」
オコはドルボードを走らせた
「あらら、もうついた」
「マジかよ!早いな」
「おい!開けろ!ジュレットからやってきたぞー!」
ガチャ…
「お、鍵を開けてくれたようね」
「こんにちは~。ジュレットからやって来たんだけど~」
「む…デカイキノコがあるぞ」
「ジュレットの町長から猫島で困り事があるって聞いて来たんだけど?マジ?」
「なるほど…。ならばお前達に任せてみよう。この村のねこまどうについてなんだが…」
「ねこまどう?この島にはねこまどうはいないはずだけど…?」
「つまりそのねこまどうを説得してくればいいのね…?」
「確かにあんたはイスから立てそうにないもんな」
「説得なんて簡単そうね!」
「ああ!俺に任せろ!」
マジオ達は、とあるねこまどうの元へと
向かったのだった
「話ではここら辺にねこまどうがいるって聞いたんだけど…」
「うーむむむ…」
「って!あいつじゃね!」
「えー?」
「あ、ほんとだ!おーい!」
「なんだお前達はにゃん!」
「へえ、オイラはニャル。旅を夢見るねこまどうだにゃん!」
「おい!お前!名前とかいいから諦めろ!」
「まあ、無理もにゃいか…オイラは盟友のねこまどうに憧れて様々な魔法を調べあげたんだにゃ…そしたらメラすら習得出来ず…落ちこぼれににゃったんだにゃん」
「でも、いつか盟友のねこまどうのように色んな魔法を覚えたいんだにゃ。そのためにはキャットアンマー様に認めてもらえなきゃ島からでられにゃいんだ」
「・・・」
「うぐ…そ、そのとおりだにゃ」
「なので俺が魔法を教えてやろう。」
「なにいってんの!マジオ!」
「俺の修行は辛いぞ?付いてこれるか?ニャルよ」
「師匠!オイラにゃんでもやります!」
「あーはいはい。勝手にやってなさい。私は釣りしとくわ~」
(マジオにも考えがあるみたいだし…付き合ってあげるか)
そこからマジオとニャルの苦しい修行が数日に渡り行われた!
「MP確保の魔法の聖水はやのみの修行!」
「はいにゃん!」
「魔法の詠唱のための発生練習!」
「にゃおおおおーん!」
「杖は意外と重いぞ!マッスルトレーニング!」
「むきむきにゃん!」
「疲れたから肩揉みの修行!」
「もみもみ!ふみふみにゃん!」
「ったく…修行なんてなんでこんな時間のかかる事を…」
「あいつが…俺と同じ目をしていたからだ」
「さ、明日はキャットアンマーの所へ行く…寝るぞ」
そして翌日…
「にゃにゃにゃ…ブルブル」
「キャットアンマー様!オイラのメラを見て下さい!」
「こいつはメラを習得している!俺が教えた!見てくれ」
「メラ!!」
「ショボいにゃん…」
「フォローは任せろ…ニャルよ…!」
プウウウウウウウン!
「キャットアンマー様!凄い爆発でしたにゃん」
「ふむ…わかったぞ冒険者達よ…キーエンブレムを渡すようにジュレットには連絡しておこう。私はニャルと話がある…すぐに帰ってもらおう」
「ナイスだったぞ!ニャル!」
「あ、ありがとうございましたニャル!」
「んじゃ、またどこかで会ったらね!」
こうしてマジオ達はジュレットへと向かう…
「ニャルよ…なんの話かわかるな…?」
「はいにゃん…あんなショボいメラじゃ駄目にゃんよね…魔法を合体させてイオナズンを引き起こしたけど…ほとんど師匠のおかげですにゃんから…」
「よくわかっているな。あれはインチキである。」
「だが、メラを出せたではないか。それだけでお前は一人前だ。確かに今のメラの威力は下の下…旅立ち魔法力を高めよ!」
「ふう~…猫島に長居しちゃったわ。あんたのせいよ」
「すまん…でもキーエンブレム貰えるからいいだろ。」
「師匠!オコさーん!」
「はあはあ…」
「ニャルじゃん!どうした?」
「無事旅立つ許可を得たにゃん。本当にありがとうにゃん」
「マジか?よなったな!」
「俺達も旅をしている…またどこかで会うかもな」
「オイラ!師匠のように人の助けになりたいにゃん!またどこかで会おうにゃん!」
そうしてマジオ達はニャルに見届けられ船に乗った…
「ふう…やっと町に帰ってこれた。町長のとこへと…」
「やあ、君達か」
「猫島から報告は届いているか?」
マジオ達は次はどこへ向かうのか…
To be continued
次回予告!
「ここは最初に俺が来た町だな」
「褒美にワシのパンティーをやろう」
次回!
グレン編!
ぜってえ見てくれよな!
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